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(校種,教科・科目等を問わず,)
教職員自らが言語(運用)能力を鍛える術を身に付けよ!






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「教採アラカルト基本講座」のお申し込み期間は,原則として,
令和3(2021)年2月2日(火)から令和3(2021)年3月30日(火)まで
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1 プロローグ
今回は当道場へお寄せいただいたご質問にお答えする最終回になります。三つのご質問がそれぞれに連関しているため,それらに一挙にお答え致します。
Q2 「(受講者の)大量生産」をしないと言いながら,定員を30~300人とした講座があるのはなぜですか?
Q3 「鍛地頭-tanjito-」の受講者のレベルが高く,対策(学習)に付いていけるのか心配です。
A1 当道場では,随時「学習相談」を行っております。当道場の学習方法について当方からご説明し,各種講座に関するご相談に応じます。「鍛地頭-tanjito-」流学習法に興味・関心をお持ちの場合には,次の「お問い合わせフォーム」にその旨をご記入の上,当道場にご送信ください。追って詳細についてご連絡いたします。
A2 少しでも多くの方に「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」の教員たる根本精神を持っていただきたいからです。また,〈ホンモノの教員〉とはどのような〈教員〉を指して述べるのかを真摯に考えていただきたいからでもあります。さらに,「これからの時代の教員に必要とされる資質・能力」を磨く教員研修を基盤とした学習(対策)方法を知っていただきたいからです。これは全てまずは「乳幼児・児童・生徒」の〈ため〉です。
A3 中級以上の講座[1]上級:合格道場/中級:面接試験対策講座,アラカルト錬成講座,教育研究の寺小屋は各塾生・受講者のための個別最適な学習(対策)を支援する「オーダーメイド・オンディマンド型教採家庭教師」講座と呼べるものです。したがって,塾生・受講者個々の特性(強味/弱みなど)を見立て,日々,個別にハンドメイドの教材を提供します。当然,個別の添削指導・リモートによる対面指導等を実施しますし,学習レベルもスピードも個に合わせて指導致します。学習に際して他の塾生・受講者を気にすることは全くありません。
入門講座から初級講座まで[2]入門:オープンチャット教員採用試験対策講座/基本:教採アラカルト基本講座/初級:場面指導Weekly解説ルームは一斉指導がベースとなりますが,受講者全体を見極めたレベルで学習活動を随時展開しますから,学習に付いていけないといった心配はございません。学習内容も充実しておりますし,学び方を学んでいただきたい講座です。
2 教採アラカルト(特別支援教育5)
(1) 出 題
問
1 次の文は,障害者の権利に関する条約第2条に示された合理的配慮の定義です。文中の( A )・( B )にあてはまる語は何ですか。下のア~エの中からそれぞれ選び,その記号を書きなさい。
「合理的配慮」とは,障害者が他の者との( A )を基礎として全ての人権及び基本的( B )を享有し,又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって,特定の場合において必要とされるものであり,かつ,均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。
A ア 平等 イ 共生 ウ 協働 エ 連携
B ア 利益 イ 自由 ウ 尊厳 エ 理念
2 障害のある児童及び生徒に対して合理的な配慮を行う際,どのようなことに留意する必要がありますか。簡潔に2つ書きなさい。
(2) ミニ解説・資料
出題に関連して,次の各項目の学習(対策)を深化させておきましょう。
「障害者の権利に関する条約」と「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」(文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 初等中等教育分科会,平成24年7月23日,以下,本文中「推進a」と表記)で示される定義を読み比べておきましょう。
我が国の場合,「障害者の権利に関する条約」が国連総会で採択されて以降,批准のための条件整備は行われたものの,その理念を十分に活かしたとは言い切れない状況がありました。そのため,批准までに時間を要する形となりました。採択から批准までの経緯を整理しておきましょう。
小中学校等における「合理的配慮」の具体例を想起できるようになっておきたいものです。その際,「全障害共通」の例と「LD,AD/HD,高機能自閉症等」の例とに分けて,まずはそれぞれ3つ以上,想起できれば良いですね。
「合理的配慮」の充実を図る上で,「基礎的環境整備」の充実は欠かせません。推進aでは,「そのため,必要な財源を確保し,国,都道府県,市町村は,インクルーシブ教育システムの構築に向けた取組として,「基礎的環境整備」の充実を図っていく必要がある」としています。また,「「基礎的環境整備」を進めるに当たっては,ユニバーサルデザインの考え方も考慮しつつ進めていくことが重要である」とも述べています。
「インクルーシブ教育」及び「ユニバーサルデザイン」の概念を整理しておきましょう。
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3 場面指導等(特番 面接選考)
(1) 出 題
最近,お読みになった教育関連の書名を挙げてください。また,その書籍から学ばれたことを学校教育にどのように生かしていかれますか?
(2) 塾長の述懐
時折,日本の学校教育では日常生活に生きる「話し言葉」の訓練をしないといった主張を耳にします。「確かに,顕在的な教育課程上はそうかなあ…。思考力・判断力・表現力等とは言うものの…。」と思う一方で,「「かくれたカリキュラム」(P.W.Jackson)・「潜在的カリキュラム」(B.S.Bloom)(以下,両者を併せて「潜在カリキュラム」と表記)があるからなあ…。」とも思うわけです。
しかし,こうした場合の「潜在カリキュラム」は余程教職員の言語(運用)能力がしっかりとしていないと機能しません。筆者が声高に教職員の言語(運用)能力を鍛えるべきだと申し上げる一つの理由でもあります。
また,児童生徒の学力を付けるためには,「顕在カリキュラム」と「潜在カリキュラム」とが整合性を持ち,相互補完することが肝要であることを忘れてはなりません。
「あなたの人生上のご経験の中で学校教育に生かせることは何ですか? また,そのご経験をどのように生かされますか?」
「学生時代にサークルのリーダーとして活動したことです。メンバーをまとめる力が身に付いたと思いますので,それを学級(ホームルーム)経営に生かして参ります。」…X
こうした回答を聴く度,筆者は次のように思うのです。
「だから? ○○○○○? ○○○○○○?」
「これまた面接官は3日連続でカレーライスを食べさせられるのか?…まあ,1週間連続でも大丈夫という人もいらっしゃるでしょうが(笑) 面接官って大変だろうなあ…。」
要するに,回答Xでは「ダメ!」ということです。
言語(運用)能力を鍛える必要があります。今次改訂の学習指導要領及びその解説もしっかりと読み込んでおかないと。
© 2020 「鍛地頭-tanjito-」
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