本ブログは2018年2月19日に当塾公式ホームページに掲載したものに下線及び若干の語句修正を行ったものを本サイトに再投稿したものです。(2019.10.8)
みなさん,こんばんは!! 教員養成私塾「鍛地頭-たんじとう-」です。
平昌オリンピックは11日目を迎えました。日本人選手のメダル獲得で盛り上がっていますね~。
私も,かつては卓球に専念するスポーツ少女でした。負けず嫌いな性格なので,相手が格上で負けると分かっていても試合を申し込んだものです。運動神経だけは良い方なので(笑),スポーツ番組を見るとワクワクします。
オリンピックで活躍している選手は,幼いころからこういう大きな舞台を夢見て,日々練習に励んでいるのではないかと思います。そして,夢が現実となり,日々の練習の成果を晴れ舞台で発揮できているのでしょう。オリンピックの大舞台に立つという目的を持って,そのために,毎日,目標を掲げ,大舞台に一歩一歩近づいていき,目的を達成したのですね。
「目的」と「目標」,一見同じように思えますが,実は異なった意味を持っています。事典にある「目的と目標」の違いには,「目的が最終的に目指すもの,目標がその過程で目指すものであるため,目的は抽象的で,目標は目的に比べて具体的になる」とあります。
ああなりたい,こうでありたい,という目的(夢)のために,ああしよう,こうしよう,と目標(日々の練習)を掲げ,それらを達成する。その努力の積み重ねが,目的の達成(夢の実現)へと結びつくのだと,私は考えます。
私がずっと持ち続けてきた目的(夢)は,「私が誰かを笑顔にすることで,その先にいる誰かが笑顔になること。」「そして,この笑顔の連鎖で幸せだと思える人が増えること。」この目的(夢)を達成するために,日々,私にできることは何かを考え,小さな目標の達成をコツコツと積み重ねているのです。
このブログを綴り続けていくのも目標の一つであって,その先(目的)には,鍛地頭で学ぶみなさんと児童生徒の笑顔があるのです。
目的と目標。みなさんも,それらの違いを明確に意識した上で,自らの目的と目標を定め,夢の実現を目指していただきたいと思います。

[雑談追記]
夢なき者に理想なし,
理想なき者に計画なし,
計画なき者に実行なし,
実行なき者に成功なし。
故に,夢なき者に成功なし。
これは,吉田松陰の言葉とされる名言ですね。この名言に「目的と目標」の概念が明確でない(人の)場合を代入して考えると,どのようなことが言えるのでしょうか?
名言中の「計画なき者に実行なし。」に着目してみましょう。「目標管理」による発想からして,「目的」と「目標」の意味合いを誤って捉えてしまっている場合,まともな計画ができるはずはありません。したがって,そういう(人の)場合,「計画」があっても,それはなきに等しいものになってしまうのです。とすると,結論は,名言と同様,「成功なし」。しかし,この場合,「夢」があっても「成功なし」となるところが辛いところなのです。
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