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「教採の出題≒学校でのより重要な教育活動」!!
1 プロローグ
「やり過ぎですよ! サービスし過ぎです!」
公的機関で企業支援を行うプロジェクトマネージャー(以下,「M氏」と表記)のお言葉である。当道場を支援してくださっている方だ。このお言葉は先日のミーティング中に発せられた。
M氏:「「鍛地頭-tanjito-」(の合格道場)は〈ホンモノの教員〉を育てる家庭教師の役割を果たしています。一人ひとりの塾生・受講者に対して個に応じた(学習・対策)プログラムを組み,適時,それを改善しながら,塾長が一人ひとりに適したオリジナルのブログ教材をその都度創っておられる。(上掲の「第3期塾生 合格体験記」を参照のこと。)(受講料は)高くて当たり前です。一斉指導,同一の教材ではないのです。一人ひとりの塾生・受講者にしかない〈学び〉を提供しておられるのですから。塾長の性格からついやり過ぎるのでしょうが。」
塾長:「合格道場の対面指導を月1回から4~5回にしました。その分,新たな教材づくりを始めています。勿論,受講料は値上げしていませんし,教材費も求めていません。(筆者の)負担はかなり増えたものの,それでも個別添削指導も,ビデオ通話による個別指導も一人ひとりに応じた指導方針と指導方法で(指導の)質は落としていません。まず,落とす気がない。塾生・受講者と一緒に学ばせてもらっているのです,皆さん必死ですから。……ちょっと前に,教えていただいたことです。当道場以外の,教採関係だと思うのですが,LINE Openchatで「「鍛地頭-tanjito-」の講座の質は高い。」との旨を投稿してくださった方がおられたそうです。有り難いことです。お陰様でその投稿をご覧になった別の方が当道場の門を叩かれました。その方は当道場のブログやブログ教材もご覧になっていたそうで,「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」の基本理念を持っておられる,常にこどもを視点に据えた考えを自然にお話になる素敵な方でした。オリエンテーションを持たせていただいて,その方と〈対話〉を行い,その方の強みと弱み,数種の〈自己の内なるボイス〉とを見極めさせていただいた上で,やはりその方に合ったブログ教材を創りながら,講座を通して提供し,一緒に勉強しています。」
M氏のお言葉はこの筆者の言葉に反応されたものだった。
塾長:「マネージャーがおっしゃるように,塾生や受講者からも廉価であるとの指摘があります。口憚った言い方ですが,事実ですから申し上げますと,ある塾生は「合格道場は定価30,000円(LINE@等の登録で1,000円割引き。しかし,実はもっと安くしている。このことはM氏に黙っている。このブログ教材に書いたからバレるか!?)の講座だが,50,000円以上の価値がある。」,また,ある塾生は「100,000円以上の価値がある。」と言ってくれました。にもかかわらず,あまり廉価であると,受講を検討する際,名もない道場だから,却って「そんなところで勉強して大丈夫?」といった不安を覚えてしまうと(筆者注:次の「第3期塾生 最も価値のある不合格」を参照のこと。)……。でも,私には30,000円から値上げする気はないのです。〈騙り〉ではなくて,ホントウに「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」を体現する〈ホンモノの教員〉になって欲しい,当道場から羽ばたいて欲しいと思っているのです。」
塾長:「だから,「○○○(極秘プロジェクトなのでまだ秘密)○○○企画」を考えているのです。実は,既にその準備を始めました。大学・教育行政・学校現場を経験しているからこそできる企画です。したがって,誰にも真似のできない企画だと思います。学校現場の経験だけでもできない企画でしょう。…それも期間限定で無料と考えています。」
………………
実は,もう一人,先程の入門者と同時期に,当道場の門を叩かれた方がおられるのです。その方とはこれからオリエンテーションです。
「いきなり何を書いているんだ! 自慢話か!?」と思われた方もおいででしょう。決してそのような意図はありません。事実を綴っただけです。
そこにある言説(≒メタメッセージ,〈語り手〉の欲望)は,
〈ホンモノの教員〉の素質をお持ちの方々に当道場の門を叩いていただきたい。そうした学友同志の全国的・全世界的な〈学縁〉を結び,本務者となってからも支え合い続け,「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」を体現する教育活動に全身全霊を捧げて欲しい。
ということです。そのことを改めて申し上げたかったのです。
なぜか?
実は,最近,当道場に関心を持ってくださる方々が(どうも)いらっしゃるようで,お問い合わせも重なり,仮にそうした方々がまだおいでになるのならば,共通したお問い合わせには,「そろそろ公然と説明責任を果たさなければならないなあ。」と考えるようになったからです。
そこで,大前提となる当道場の基本理念を,確認の意味を込めて,先述したわけです。
したがって,今後,追々,その共通したお問い合わせに,別途「プロローグ」の中でお答えしていこうと思います。
以 上
2 教採アラカルト(児童虐待)
出 題
問 空欄A~Eを適語で補いなさい。
第五条 学校、児童福祉施設、病院その他児童の福祉に業務上関係のある団体及び学校の教職員、児童福祉施設の職員、医師、歯科医師、保健師、助産師、看護師、弁護士その他児童の福祉に職務上関係のある者は、児童虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、児童虐待の( A[1]早期発見 )に努めなければならない。
2 前項に規定する者は、児童虐待の予防その他の児童虐待の防止並びに児童虐待を受けた児童の( B[2]保護 )及び( C[3]自立 )の支援に関する国及び地方公共団体の施策に協力するよう努めなければならない。
3 学校及び児童福祉施設は、児童及び保護者に対して、児童虐待の防止のための( D[4]教育 )又は( E[5]啓発 )に努めなければならない。
塾長の述懐
特に教採受験界では有名な法律からの出題です。――法律名は何でしょうね?――ただし,「空欄補充ができれば,それで良い。」というものでは毛頭ないわけです。空欄補充ができたからと言って,それだけでは学校での教育活動(指導)にほぼ役立ちません。
教採で出題されるということは,学校での教育活動(指導)においても重要だからです。このことを忘れてはなりません。真面な教員になりたいのならば。「教採での出題≒学校でのより重要な教育活動(指導)」といった構図を常に脳裡において,所謂巷間で述べる教採対策に勤しむべきです。
つまり,例えば,本問の場合,出題の対象となった「第五条」の第1項から第3項までの条文の内容がなぜ法律に規定されているのか,まずは,そうした疑問が脳裡に自然と浮かぶようでなければならないのです。脳裡に自然と浮かぶようになって初めて教員としての資質・能力(の一面)があると言えるのです。
したがって,そういう方々は第1項から第3項の条文を一瞥するだけで数多の疑問を持つはずです。また同時に,「○○○○のように指導しなければならないのか?」などと考えるものです。
乳幼児・児童・生徒をさて置いて,損得勘定をメジャーに自らの合格だけを切望する受験主体に苦言交じりにアドバイスするとして,そのようなことが考えられるようになると,面接選考・小論文選考等では超高得点が取れるようになるのです。
当道場の場合,その内実は当道場の講座等のみで語ります。その理由については,別途,本ブログ教材シリーズの「プロローグ」の中で説明いたします。ただし,決して講座への誘導が目的でないことだけはここで述べておきます。
「鍛地頭-tanjito-」は教育に真剣に取り組んでいますから。教育をビジネスライクに考えているわけではないのです。
「教採アラカルト基本講座」を受講しておられる方のためのブログ教材です。
3 場面指導等(?)
出 題
問 ある保護者から「しばらく学校を休ませたい。」という電話連絡が担任のあなたにありました。当該児童生徒にこれまでほとんど欠席はありませんでした。この後,どのように対応すべきだと考えますか。
塾長の述懐
受験主体:「不登校」に関する場面指導の出題ですね。「不登校」についてはよく出題されるんですよね~。ねぇ,そうですよね? 塾長! でも,ばっちり勉強していますから大丈夫です! ええっと,この問題の答えは…
塾 長:「不登校」の出題ねぇ。それだけですか?
受験主体:えっ?
塾 長:そんな発想だけでは,下手をすると,最悪,こどもが死にますよ。
受験主体:えっ?
塾 長:だから,「正解主義の問題集や参考書等だけに頼る,合格だけすれば良いといった対策をするな!」って言うんですよ。対策は(学校での)教育活動(指導)の始まりです。しかし,正確には「対策」と言述すべきではない。現時点での〈学び〉と述べるべきです。
受験主体:……………。
© 2020 「鍛地頭-tanjito-」
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