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「さくら先生日記」第6号

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「さくら先生日記」第6号
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「鍛地頭-tanjito-」は「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」の基本理念を理解され,堅固な〈学縁〉で結ばれた,共に学び合う学友を求めています。したがって,本務者,教採受験主体及び一般といった枠組みを問わない〈学び〉のご縁をお待ちしております。是非この機会に当私塾とのネットワークを形成してください。そうした趣旨の下,学校教育,教員採用候補者選考及び当私塾にかかわっての「対話」の場として,本会を企画いたしております。随時,お申し込み可能。〈学びの絆〉をお待ちいたしております。(塾長)

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冬の風物詩

「目指せ,300字!」,今回は「育児日記シリーズ」から。

「日本列島に寒波到来! 」
今朝,耳に飛び込んできたニュースです。

当地の最低気温は2℃。
肌に吹き付ける風は冷たく,チカッ,チカッ と痛いくらいです。

寒さを体感しにCちゃんとお散歩に出かけました。

Cちゃん:寒い~!!
私:寒いねぇ。

寒い,寒い,と言い合いながら,近所の公園に着きました。

見ると,公園の四方にある土が盛り上がっています。

Cちゃん:わー!! なにこれ!!

霜柱です。
踏んでみるとサクサクと音がします。

Cちゃんは鼻の先を真っ赤にしながら,大喜びです。両脚を交互に逞しく霜柱を踏みながら駆け回っています。

サクサク,サクサク。

毛細管現象によってできた霜柱と,毛細血管拡張によると思われるCちゃんの鼻の赤み。

「いずれも冬の風物詩だわ。」

ツンと痛む赤い鼻先でクスッと微笑んだ私でした。

つづく

【執筆後の振り返り】
自然や四季を大切にする豊かな感性を伸ばして欲しいなと思います。

【塾長のつぶやき】

いやあ~寒いですね。「深深」よりも「沈沈しんしん」と感じます。

さくら先生に伺うと,本ブログ記事が書かれたのは令和3(2021)年12月26日(日)とのこと。

ここ数年,稀に見る,史上トップクラスの寒さです。

夏は猛暑/冬は厳寒。

自然が我々人間(中心主義)に対して怒っているように思えてなりません。

さくら先生も同様のお気持ちなのでしょうかね? 娘さんのCちゃんを伴い,この酷寒の中,散歩に出掛けられた語りで,(勝手に)そう感じるのです。

Cちゃんは大喜びで白い霜柱を踏みながら駆け回ります。鼻の先を真っ赤にしながら。

この語りにクオリアを感じるのは,私だけでしょうか?

「白さ」・「赤さ」

表象の世界ではそのように表現せざるを得ないものの,言語の世界を超えた,言葉にできない独自の質感を感じるのです。

Cちゃんの姿は自然に帰っているようにも思えます。そこにある種の人知を超えた宇宙空間を垣間見るのは……多分,私だけなのでしょうね。

サクサク,サクサク。

文字にすれば「サクサク,サクサク。」です。でも,私たちの耳に聞こえる音は………難しくて表現できません。

と思いきや,いきなり「毛細管現象」と「毛細血管拡張」の語りです。しかも,「毛細管現象」と「毛細血管拡張」のそれぞれに「霜柱」と「鼻の赤み」とが対置的に連続して語られているのです。

「毛細管現象」・「毛細血管拡張」>「霜柱」・「鼻の赤み」でもなく,
「毛細管現象」・「毛細血管拡張」<「霜柱」・「鼻の赤み」でもなく,
「毛細管現象」・「毛細血管拡張」=「霜柱」・「鼻の赤み」でもない。

つまり,

「科学(観)」>「自然(観)」でもなく,
「科学(観)」<「自然(観)」でもなく,
「科学(観)」=「自然(観)」でもない。

それを,

「いずれも冬の風物詩だわ。」

と言ってのけるさくら先生。

さくら先生から頂いた本ブログの草稿を初めて目にしたとき,思わず口に含んだばかりの温かいコーヒーを噴き出してしまいました。Bluelightが辛くて,ツラクて,なけなしの小遣いで買い替えたばかりの液晶ディスプレイが………。

寒風が吹き荒ぶ中,「ツンと痛む赤い鼻先でクスッと微笑んだ」さくら先生に現代の自然(観)・科学(観)を超越した姿を垣間見るのは,やはり私だけなのでしょう。

霜柱(素材提供 photoAC)
霜柱(素材提供 photoAC)
幼児とジンジャークッキーづくり

「さくら先生日記」,今回は「THE 家庭科」シリーズから。

12月24・25日はクリスマスでした。

我が家でも「クリスマスっぽいことがしたい」と思い,急遽家にある材料でジンジャークッキーを作ってみることにしました。

材料はマーガリン100g,ホットケーキミックス粉200g,おろししょうが大さじ1杯,砂糖大さじ1杯,牛乳大さじ2杯の5つ。

手順として,まずおろし器でおろししょうが作りから。

生姜の皮を除いて半欠片程すりおろします。

ホットケーキミックス粉には砂糖が入っているのですが,生姜は幼児にとって少し辛く感じると思い,ここで砂糖を追加。

ボールにホットケーキミックス粉を入れた後,ダイスカットしたマーガリンを投入。

マーガリンとホットケーキミックス粉を切り混ぜ,全体をそぼろ状にして捏ね,成形し,冷蔵庫で1時間寝かせます。

焼成は2パターン。

1つは麺棒で薄く延ばしてから丸く型抜きしたバージョン。

もう1つは休ませた形をそのままにして適当にカットしたバージョン。

それを200℃に設定したオーブンで,予熱してから15分間焼いてみました。

型抜きしたバージョンは,薄焼きのためサクサク,カリカリ。

適当にカットしたバージョンは,厚めで外はサクサク,中はふんわり。

美味しくできました。

お手伝いをする気満々の娘のCちゃん。

ここ最近,粘土にハマっているせいか,混ぜ混ぜ,こねこね,成形はお手の物のはずが……。

捏ねにくそうにしていたので,成形の時に牛乳を加えて生地を少しだけ柔らかくしました。

焼きたてアツアツのジンジャークッキーを食べたCちゃん。

Cちゃん:これ,Cちゃんがつくった,ん!おいし!

Cちゃんのかわいいボイスをお聞きください!
Cちゃんのおいし!

 私一人で調理をした方が何倍も早いのですが,一緒につくることによって「作る喜び」や「食べる楽しみ」などの食育につながると思いました。

また,積極的にお手伝いしたいという意欲は自ら学ぼうとする力や問題発見・解決能力等を高めることにもつながると思います。だから,私は,「やりたい」という気持ちから「お手伝い」を積極的にお願いしていきたいなと思っています。

それが幼児期における家庭教育の一つだと考えるのです。

つづく

【執筆後の振り返り】
今回は食育ピクトグラム(下図)「みんなで楽しく食べよう」に取り組んでみました。

農林水産省 食育ピクトグラム 「1 みんなで楽しく食べよう」

【塾長のつぶやき】

(Cちゃんのボイスを聴いて,)

「Cちゃん~,かわいい~!」

失礼しました。「(塾長)のつぶやき」ならぬ「(塾長の)雄叫び」になりました。

今回のさくら先生のブログは「これ,Cちゃんがつくった,ん!おいし!」に収斂していくのでしょうね。

おじさん[1]塾長註:「塾長」のこと。,「ジンジャークッキー」って食べたことないし,だから,さくら先生の「ジンジャークッキーレシピ」を拝見して,「(自ら)つくってみようか。」なんて夢物語を夢見たものの,やはりCちゃんのかわいいボイス「これ,Cちゃんがつくった,ん!おいし!」で現に呼び戻されてしまうのです。

「作る喜び」や「食べる楽しみ」,そして,達成感,一体感,感動。

さくら先生がおっしゃっているように,日常のこうした取組みが「自ら学ぼうとする力や問題発見・解決能力等を高める」萌芽となるのでしょうね。

〈生きた家庭科教育〉は現なのです。

Cちゃんとつくったジンジャークッキー(さくら先生のInstagramより)
Cちゃんとつくったジンジャークッキー
(さくら先生のInstagramより)

© 2021 「鍛地頭-tanjito-」


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