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教員の抽象化能力を上げろ!!
鍵は「具体 ― 抽象/実践―理論」の往還にある!!
1 「教採アラカルト基本講座」受講者募集
募集受付を令和3(2021)年4月1日(木)に締め切ります。
開講は4月2日(金)午後8時からです。
(0) 塾長の述懐
「鍛地頭-tanjito-」の塾長 小桝雅典です。
「鍛地頭-tanjito-」は教員の資質・能力の育成と教採合格とを統合した〈学び〉を塾生・受講者と〈共創造(co-creation)〉する民間の教員養成私塾です。したがって,教採合格だけを目指す予備校やオンラインの私塾等ではありません。当道場で学べば教採合格は然ることながら,〈ホンモノの教員〉としての資質・能力を磨くことができます。いえ,日々,〈ホンモノの教員〉としての資質・能力を磨いているからこそ,教採に合格していくのです。教採に合格するためだけの小手先のスキルを身に付けよう何ぞ考えてはいけません。それは学校現場でほぼ役に立たないからです。困るのは,まずは乳幼児・児童・生徒であり,そして,小手先のスキルを身に付けたあなたです。採用後,3年の間に離職する教員が数多い現実が何を物語るのか考えてみてください。
〈ホンモノの教員〉となるには,現状,大学・大学院等の養成教育だけでは事足りません。学校現場で経験を積むだけでも力量不足に陥ります。そうならないためにも,理論と実践との止揚(aufheben)・統合が必要なのです。理論と実践との懸橋が必要なのです。「鍛地頭-tanjito-」はその止揚(aufheben)・統合の場であり,理論と実践との懸橋です。その根拠は塾長のプロフィールにあります。
当道場には〈ホンモノの学び〉を求め,当道場から教採に合格した現職の先生方及び教採での合格を目指す臨採・非常勤の先生方が集っておられます。また,教員でもなく,教員志願者でもなく,只管自らの〈学び〉を深めたいからと「鍛地頭-tanjito-」にその〈学び〉の場を求めて,一般参加の形で入塾された方もおいでになります。
大学生や大学院生の皆さん,「鍛地頭-tanjito-」はそうした素敵なメンバーから日々聞くことのできない情報を気軽に得,共に学び合い,支え合い続けることができる場であることをご理解ください。
臨採・非常勤講師の皆さん,「鍛地頭-tanjito-」は学校現場での悩みを共有し,勤務経験を通じた〈学び〉を深め合えるメンバーと貴重な人的ネットワークを形成することのできる場であることをご理解ください。
当道場は単に営利を目的にした教採受験塾ではありません。乳幼児・児童・生徒のためにホンキで教員になりたい方の,教員としての総合力の基礎となる資質・能力を磨く場です。
「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」の信念の下,教員研修を基盤に教育愛に満ちた〈ホンモノの教員〉の育成を目指す教員採用試験合格道場「鍛地頭-tanjito-」で共に学んでみませんか?
自己の人生を乳幼児・児童・生徒に賭す教育愛に溢れる人材を求めております。
何卒勇気を持って「鍛地頭-tanjito-」の門を叩いてください。
そうしたあなたの入塾を心からお待ち申し上げております。
塾長 小桝雅典
(1) 日程・講座内容
筆記選考と人物評価選考の両対策を各講で同時に統合化して行います。
筆記選考と人物評価選考とを二項対立で捉えないことが実力養成のポイントです。
教採アラカルト基本講座について補足説明いたします。
まずは,教採アラカルト基本講座のメリットについてご説明します。
この講座には,主に次の3点のメリットがあります。
1点目です。知の統合化について。様々な教育事象という具体を扱い,それらの共通点・共通性を見出す,つまり全体的に俯瞰・抽象化することにより,教職員が乳幼児・児童・生徒に身に付けさせなければならない根幹となるものを炙り出します。そして,それを他の教育事象にどのように活用していくのか,その在り方,すなわち知の統合化の在り方を身に付けることができます。換言すれば,即戦力・実践力の礎となる教員として必要な知識・技能を豊富に身に付け,思考・判断・表現する力が身に付くということです。講座は講義一辺倒になることはありません。受講者との「対話」をベースとします。
2点目です。何を学ばなければならないかについて。この講座で学んでいくうちに,あなたが教員になる上での,あなた自身の弱みと強みとを理解することができます。特に,即物的に言及すれば,教採対策において何が不足しているのか,それをどのように克服していけばよいのかがわかるようになります。また,先程も述べたように,講座内での受講者との「対話」を重視しますから,現役時代の経験から教職員を見る目に長けた塾長があなたの教員としての強みを引き出します。自己に自信が持てるようになるでしょう。
3点目です。教育愛の醸成について。塾長と語り合えば,乳幼児・児童・生徒のために頑張ろうという気持ちになる。その左證は当道場の現塾生・受講生です。教員としての根源的な資質・能力を磨くことができるのです。
そこで,前期の講座メニューをご覧ください。後期も前期と同様の講座メニューとなります。一瞥されるとお解りのとおり,テーマは幅広い領野を扱い,その上で,一つのテーマから次々と掘り下げ,内容を分岐し,他のテーマと統合的に絡み合う〈学び〉を展開しますから,複雑な教育事象を多面的に理解できるようになります。したがって,教採で種々の角度から問われてもブレない〈学び〉を構築することができるのです。
前期の受講生の中には,この教採アラカルト基本講座で学んだことが契機となって,現在,合格道場の正規塾生となり,Special Team入りを果たした方もおいでになります。格安だから中身のない講座などという固定観念を倒壊させる良質の講座を一度受講してみてください。「鍛地頭-tanjito-」の奥深い魅力に魅了されるはずです。
なお,本日,4月1日(木)が締切[1]締切には間に合わないけれど,受講の意志があるという方,ご相談に応じます。です。
奮ってご参加ください。
塾長 小桝雅典
講 | 日付 | 第1テーマ | 第2テーマ |
---|---|---|---|
1 | 4/2 | 【特番】自己アピール(志望動機書)文等 対策(ありのままの自分探しの旅) | 【特番】自己アピール(志望動機書)文等 対策(ありのままの自分探しの旅) |
2 | 4/9 | 校則 | 学級(ホームルーム)通信からアプローチする 学級(ホームルーム)経営 |
3 | 4/16 | 道徳の授業構想 | 学力向上の考え方 |
4 | 4/23 | 懲戒・体罰 | 保護者連携を基底に据えたキャリア教育・進路指導 |
5 | 4/30 | 特別活動 | 障害者差別解消法から見る特別支援教育 |
6 | 5/7 | 学習指導要領に措定された学力論 | 道徳・総合的な学習(探究)の時間・特別活動等 における体験活動 |
7 | 5/14 | 『生徒指導提要』に見る校内規律 | 教育振興基本計画とICTの活用 |
8 | 5/21 | 守秘義務 | 学校の働き方改革と教師論 |
9 | 5/28 | 教員としての適性(面接選考対策) | 教育思想家と教育史 |
10 | 6/4 | 教科書使用義務 | 学力観と学習指導要領変遷史 (教育課程論・教育方法論の知見から) |
11 | 6/11 | 【特番】「令和の日本型学校教育」 (中教審答申)を読む! | 【特番】「令和の日本型学校教育」 (中教審答申)を読む! |
12 | 6/18 | 補助教材 | 他者とのかかわりと道徳教育 |
13 | 6/25 | 教育効果(教育心理) | 組織的な生徒指導の考え方と実践 |
14 | 7/2 | 学級(ホームルーム)経営論 (「みんな仲良しが良い!?」) | 学力論から見る保護者連携 (進学塾のような授業) |
15 | 7/9 | 発達理論(教育心理) | ホンモノの児童生徒理解(『生徒指導提要』) |
16 | 7/16 | 道徳教育・特別活動他から見る礼儀・ あいさつ(理論) | 道徳教育・特別活動他から見る礼儀・ あいさつ (場面指導) |
17 | 7/23 | 服務規律の徹底 | 各地方自治体の教育振興基本計画と教育時事情報 |
18 | 7/30 | 職務命令 | いじめの問題への対応 |
19 | 8/6 | コンプライアンスから見る児童虐待 | 児童虐待への未然防止と対応 |
20 | 8/13 | 信頼される学校(学校経営・ カリキュラム・マネジメント) | 教師の言葉遣いと人権教育 |
(2) 受講料
1講座 2,000円の全20講座
受講料 36,000円(分割払い有り/2講座分無料)
(3) 実施要項等
実施要項
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2 プロローグ
テーマ
「具体(実践)ー抽象(理論)」の往還(抽象化能力)
と
「鍛地頭-tanjito-」が求める教師像
塾長の述懐(その1)
塾長の述懐(その2)
3 教採アラカルト(特番)
出 題
当道場にはSpecial Team[2] … Continue readingがある。
先日,共通テスト再編のニュースが世間をざわつかせた。その翌日,ある種の危機感を抱いて,当方がSpecial Team内のグループチャットに投じた問いがある。その問いを今回の「出題」とすることにする。
Special Team内の雰囲気を少しでもお届けするために,一部加筆修正した当該のチャットを掲載しておきたい。
【情報提供 共通テストの再編】
各社,標記の話題で盛り上がっています。
パッと目に付いた記事を採り上げてみます。
[これからの授業論]
「共通テストの新教科・科目、問題の特徴分析…「歴史総合」「地理総合」「公共」「情報」」( 讀賣新聞オンライン,2021/03/24 14:00)
教員も授業の組み立て方に工夫が必要だろう。単なる討論や発表ではなく、活発に生徒の質問が出るようにうまく働きかけるといった、より深い議論が進むための取り組みも欠かせない。
3ページ,「公共」
「単なる討論や発表」であってならないのは以前から。
形骸化したALは教員の自己満足の塊です。
「活発に生徒の質問が出る」ことが目的化するとダメです。
「うまく働きかける」ための「働きかけ」でもダメ。
勿論,「より深い議論が進むための取り組み」が目的化してもダメ。
これらの姿勢は「まずは,乳幼児・児童・生徒ありき」ではないのです。
では,どうしたら良いですか?
(チャネルにも転載しておきますから,どなたか絡んでください。)
[瓦解する公教育]
「プログラミングも出題 新教科「情報」のサンプル問題 大学入学共通テスト」(JIJI.COM 時事通信社,3/24(水) 20:33配信)[3]2022.7.14現在,リンク元不明
なぜ新教科「情報」が共通テストに位置付くのか。説明できますか?
「GIGAスクール構想」があるからといった短絡的な解答では説明になっていません。
(チャネルにも転載しておきますから,どなたか絡んでください。)
情報教育に詳しい電気通信大の中山泰一教授は「都道府県間での教員採用にばらつきが大きすぎる。専任教員を積極的に採用すべきだ」と話している。
記事本文より
これって,「情報」だけの話ではありません。
公教育の瓦解につながる深刻な問題です。
© 2021 「鍛地頭-tanjito-」
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References
上述した内容は「即戦力・実践力」の一断面を切り取ったものに過ぎないことをお断り申し上げておく。