ここでは,「面接試験・小論文試験対策のためのオリジナル教材演習」の中から,教育時事情報(今回のテーマは,特別活動)にかかわる教材を採り上げ,ご紹介いたします。是非,チャレンジしてみてください。

注:「面接試験・小論文試験対策のため」とありますが,次の教材見本にチャレンジしていただければお分かりのとおり,当塾の教材はただ勘で解けるものではなく,必ず参考資料等を見出し,読み,考え,表現しなければならないものとして作成してあります。こうした地道な営為が穴埋めや選択肢問題などを主とする1次試験の対策となっていることをご理解いただきたいと思います。

〔追記〕
上記の下線部のような学習方法が実力(実践力)育成の最たる学習方法であることは,児童・生徒を指導する立場にある者としては常識の範疇にあることを申し添えておきます。(塾長)

1 演習問題

今回の演習のテーマは「学校掃除」(特別活動)です。

数年前,ネット上で「学校掃除」の「必要/不要」をめぐり,大論争が巻き起こりました。

必要派,不要派それぞれの主張は,次のとおりです。
「学校掃除の不要論の正義の話をしよう」(ひろっちゃの「力まない力」https://blog.goo.ne.jp/hiroccha_/e/b10366073805c520c6388da1771ffe28)から引用します。

【必要派】
1. 学校で掃除の仕方を学習するのが目的(学校しつけ論)
2. 掃除もできないような人間は社会で使えない(社会人基礎力論,社畜養成論)
3. 税金で学んであるのだから自分たちで掃除して当たり前(社会奉仕論)
4. 公共施設で自分で使ったところは自分で片づけるべき(公共心涵養論)
5. 現実問題として学校が業者を雇う金はない(財源論)

 

【不要派】
1. なぜ学校の(男子)トイレというものはこんなにも汚いのだろうか。清潔好きの自分と
 しては嫌でたまらない。
2. 学校の掃除は業者に頼む便益が費用を上回るなら,業者に頼むべきだ。生徒がやるより
 その方がずっと綺麗になる。
3. 学校教育は生徒へ投資して生産性を高めるための場であり,掃除(および勉強以外のそ
 の他すべて)の時間を勉強に当てるなど生徒の生産性向上に振り向ける方が最終的効用は
 大きい。

  注:「【必要派】」及び「【不要派】」の表記は,小桝が施した。

次に,当塾のブログ(2編)を読んでください。

A 「周利槃特とトイレの神様が教える日本の学校で児童生徒が掃除をするわけ」(アメーバブログ,2018.8.25)

B 「《続編》周利槃特とトイレの神様が教える日本の学校で児童生徒が掃除をするわけ」(アメーバブログ,2018.8.27)

[設問]
「学校掃除」に係る「必要論/不要論」,当塾のブログ(2編)及び新学習指導要領(特別活動)をふまえて,「学校掃除」についてのあなたの考えを簡潔に記述してください。(制限字数 800字)

2 解答欄

(省略)

3 解説(例)

教育活動の一つひとつには,必ず法的裏付けと教育的意義があります。
これらを確認するためには,まず新学習指導要領(特別活動)を紐解きましょう。そこには,「清掃」がどのような目的性を持つ教育活動として位置付けられているかが明記してあります。

新学習指導要領で「清掃」の教育的意義(役割)を確認できたら,本設問の資料として挙げた「学校掃除必要論(必要派の主張)/不要論(不要派の主張)」を読み,あなた自身の立ち位置を明確にしましょう。

続いて,当塾の2編のブログを参考にしながら,あなたの「学校掃除」に係る考えをまとめてみましょう。その際,あなた自身の,オリジナリティーに富んだ考え(面接試験等での回答)を脳裏に構築するためには,様々な角度からアプローチする調べ学習が必要となってきます。その分析結果を如何に活用し,論を構成できるか。当塾の2編のブログは,その一例として編んだものなのです。

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