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朝,しんどくても,保護者が笑顔でいる効果とは? ―「礼」? 「ミラーニューロン」?―

塾長のつぶやき
この記事は約4分で読めます。

本ブログは2018.5.23に当塾ホームページに掲載したものに,「文中追記」を加えたものです。

みなさん! こんにちは。
生きる自分への自信を持たせる「鍛地頭-tanjito-」の塾長 小桝雅典です。

前回のブログ(「朝の気分で1日が決まる」(住本小夜子,BLOG「鍛地頭-tanjito-」,2018.5.21))で副塾長の住本がつぶやいていたことについて,私が話題を横取りしちゃいました!

「後日のアメブロでお話します」としていた三つの話題のうちの一つ。「朝,しんどくても,保護者が笑顔でいる効果とは?」について,私なりにつぶやいてみます。


副塾長は,「1日のスタートを,明るく楽しくすることは,本当に大切。」と述べています。「私(自分)の気分が,そのまま,こどもに影響する」ので,保護者が(精神的に)しんどくても,「保護者の笑顔がこどもを笑顔に変える」から,と。

【文中追記(2019.10.4)】
こうした言述行為を営むと,「保護者だってしんどいときにはしんどいんです。「しんどいと言って何が悪いのですか!」」という言述行為(批判)を営まれる方がおいでです。そうですね。しんどいときはしんどいです。ただし,お子様の発達の状況やどの場面(日常のコンテクスト)でそうした吐露をなさるかを考えられる必要は大いにありますよね。本文の文脈上,これからご説明することになる「ミラーニューロン」についてお読みになられていかがお考えになるでしょうか? 保護者の感情の爆発がお子様に大きな影響を及ぼすとしても,そうした言述行為(衝動的な言動)を営まれますか? それだとまさに現代の象徴,自我中心主義,悪く申し上げれば,エゴイズム(egoism)ではありませんか? しんどいから「言っても良い/言ってはならない」と二項対立だけでものを考えていたら,お子様に被害が及びますよ。二項対立を超越してください。お子様のためにも。

このつぶやきを耳(目)にしながら,私は,「礼」と「ミラーニューロン(神経細胞)」を思い出していました。

まずは,「礼」んついて。中国春秋時代の思想家である孔子が,「礼」について説いていますね。

【中国の思想家 孔子】

「礼」とは,「仁」が態度や行為として外面にあらわれたものというくらいの意味ですかね。「仁」とは,簡単に述べれば,「人を愛すること」とでも言えば良いのでしょうか。

29年間にわたる私の教職経験の中で,次のような事実を見聞しました。

県下のとある高等学校の事例

登校時,自転車通学の生徒は,校門の前で自転車を降りて立ち止まります。徒歩で通学する生徒も,校門の前で立ち止まります。校門の前で立ち止まったかと思うやいなや,一人ひとりの生徒が,校舎に向かって深々と一礼。その後,黙々と校内に歩を進めるのです。(外面の形成)

この取組みの効果は,生徒の心を落ち着かせ,校内に安心で安全な学びの環境を醸成したことにあります。(内面の形成)

「仁」(内面)が養われれば,「礼」(外面)に体現化する。
取り立てて「礼」が養われれば,「仁」が生まれる。

【ミラーニューロンによる対話(イメージ)】

まだ研究途上の「ミラーニューロン」。人の場合,新生児から生後12か月頃までに発達すると考えられているようです。

  • 他人の動作を見て,自分のことのように共感する。
  • 他人の意図を理解して,次の行動を予測する。
  • 言語を獲得する。

などの機能があるとか。

仮に,こうした研究の結果が〈真〉であるならば,乳児の教育は重要な意味を持ってくると考えられますよね。

【母子間のミラーニューロンによる対話(イメージ)】

保護者がしんどくても,笑顔(外面)をつくれば,保護者自身の心(内面)が笑顔に変わる。保護者の笑顔は,(ミラーニューロンによって)こどもを笑顔に変える。……A

う~ん,「笑顔をつくる」ことを自らに強制すべきなのか。しんどいことはしんどいと口に出すべきなのではないか。……B

AとB,どちらかが正しいと考えるよりも,「両者の均衡(バランス)」が大切」なのだと思います。では,何をメルクマールに「均衡(バランス)」を保つのか。その辺りの秘訣は,当塾のセミナーでお話することにしましょう(笑)

因みに,私が大切にしている〈言葉〉の一つが,「均衡(バランス)」です。

© 2019 「鍛地頭-tanjito-」


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