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「学ぶこと」,「まねること」,「参加すること」

学び(提供,photoAC) 保護者が語る教育論
学び(提供,photoAC)
この記事は約4分で読めます。

本ブログは2018年6月4日に当塾公式ホームページに掲載したものを当サイトに移したものです。

みなさん,こんにちは!!
「鍛地頭-tanjito-」副塾長の住本小夜子です。

本日のテーマは【真の〈学び〉】です。

各種辞書

まず初めに,みなさんは,「学ぶ」の定義をご存知ですか? いろいろな定義があるようですが,一つ例を挙げます。

「学ぶ」の定義
  1. 教えを受けて知識や技芸を身につける。
  2. 勉強する。学問をする。
  3. 経験を通して知識や知恵を得る。わかる。
  4. まねる。
    (三省堂 大辞林)

上述した意味の④に,「まねる」とありますよね。これは,「学ぶ」の語源のようです。

学ぶの定義「まねる」とは

学ぶは,「まねぶ(学ぶ)」と同源で,「まねる(真似る)」とも同じ語源である。
「真に似せる」の意味から「まね」や「まねぶ」が生まれ,「まなぶ」という語が生じたか,「誠に習う」の意味から「まなぶ」が生まれた。
「まなぶ」は,教えを受けたり学問をする意味で多く用いられ,「まねぶ」は「まなぶ」よりも学問をする意味は薄く,模範する意味で用いられることが多かった。
(語源由来辞典/下線は筆者による。)

そう言えば,「学習」の「習」にも「ならう。まなぶ。身につける。」などの意味があります。「まなぶ」も「まねぶ」も両方大切なのですが,私は,どちらかと言うと,「まねぶ」ではなく,常に「まなぶ」の精神でありたいと思っています。

このように考えるのは,私が学童期に習っていた卓球が大きく関係しています。

卓球台の上にカウンターとラケットが置かれている

私は,小学4年生~6年生まで,スポーツ少年団に所属し,卓球を習っていました。自分で言うのもなんですが,大会では,いつも3位入賞という成績を残す,スポーツ少女でした。けれど,いつも,どうしても勝てない相手がいたのです。

小学6年生の時,ある大会の最中のことです。監督が次のようにおっしゃったのです。

「強く(上手く)なりたいのなら,強い(上手い)相手を見て,その技を盗め!!」

そこで私は,その上手な相手をじーっと観察することにしました。自分とその相手とを見比べ,自分に足りないものを認識し,また,その技術をどのように使っているのかを頭に叩き込んだのです。

しかし,それだけで上達することはありませんでした。「盗んだ技」を頭では理解していても,実際にやってみるとできなかったからです。

それからというもの,私は頭に叩き込んだ「盗んだ技」を「自分に合った技」にするために,とにかく,日々,練習を重ねました。その甲斐あって,目標としていた宿敵を撃破! その後の大会では,それまで以上の成績を上げるようになったのです。

もっと上手になりたい!! あの人のように強くなりたい!!

そうした私の「学ぶ意欲」に気づいてくれた監督のお蔭でした。私は,幸運にも,その時,自ら「学ぶこと」を学んだのです。そのことが,現在の私の自信へとつながっていることは事実です。

「技を盗むこと」は「まねること」であり,「学ぶこと」は,自らが解決しなければならない問題に対して,(その問題解決にそぐうように,)「まねた(教えてもらった)」ことに自らが+αしてアレンジし,(独自性のあるものとして)「学ぶ意欲」を持って,(課題解決に)「参加する」ことだと考えるのです。

成長(提供,photoAC)

見たり聞いたりしたことを,そのまま他者に伝えることは,「まねぶ(まねる)」ことではなく,文字どおり「盗む」ことで,「横流し」に過ぎません。それでは,相手の関心・感動も,納得も得られません。

少なくとも,「まねぶこと」を自らが言語化できれば,「学ぶこと」に近づくのではないかと思いますけれど…。個々人の問題は異なります。また,現代社会の問題は山積しています。

「学ぶ意欲」を持って,「学ぶ姿勢」で,問題解決に向け,「社会の文化的実践に参加すること」,それが真の〈学び〉なのかもしれません。

真の〈学び〉を求め,

決して受け売りにならないように,

塾長の厳しい指導のもと,日々,勉強(学び)をしております。

たくさんの方の笑顔のために・・・☆

家族とチューリップ

© 2019 「鍛地頭-tanjito-」


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