実施要項
教員にはなりたいけれど、何から、どのように学べばよいのか分からない。教員として勤務しているけれど、自らの教育実践を一度立ち止まって問い直したい。
「Weekly解説ルーム 基礎講座」は、そのような方々とともに、現代の教育課題を〈問い〉と〈対話〉によって考える教員研修型のオンライン講座です。
本講座では、教育法規、教育政策、学校経営、学習指導、生徒指導、教育相談、特別支援教育、こどもの権利、学校安全及び教師教育等、現代の学校教育を構成する主要な課題を横断的に扱います。
本講座が目指す地平には、個々の教育課題に対する「正解」を覚えることはありません。教育の理論、制度、政策及び実践を関連付けながら、受講者及び塾長との〈対話〉を通して、教師として「なぜ、そのように考え、判断するのか」を問い続けます。
また、本講座における「基礎」とは、平易な内容だけを扱うという意味ではありません。教育について考え、他者と「対話」し、自らの教育実践及び教育観を問い直すための知識、言語及び思考の基盤を形成することを意味します。
教室という哲学
〈教育愛〉を礎に、児童生徒との関係性の中で〈実践知〉を鍛え、
教員としての〈存在〉を問い直す
- 本講座は教育に係る〈思想〉と〈実践〉とが交響する場です。
- これら両者をアンチノミーで捉えず、教室という教育現場において止揚する〈教育〉の〈本質〉を探究します。
- 各講のテーマを通じて、(自らの)教育実践を振り返り、〈教育愛〉に根ざした教職の〈本質〉を問い直します。
- 児童・生徒との関係性の中で育まれる〈実践知〉を鍛えながら、教育の〈知〉を体系的に習得していきます。
- これらの営みを通して、自らの教育観、児童生徒観及び教員としての〈存在〉を問い直します。
- その根底にあるのは、「まずは、乳幼児・児童・生徒ありき」という「鍛地頭-tanjito-」の基本理念です。
1 講座の目的
2 講座担当者

3 講座案内
(1) 講座名
Weekly解説ルーム基礎講座2026-27
現代の教育課題を〈問い〉と〈対話〉で考える
教育の〈思想〉と〈実践〉をつなぎ、教師としての判断の基盤を形成する6か月
旧「場面指導Weekly解説ルーム基礎講座」
本講座は、従来、「場面指導Weekly解説ルーム基礎講座」の名称で開講してきました。しかし、その内容は、教員採用候補者選考における場面指導の対策に限定されるものではありませんでした。現代の教育課題を教育の思想、制度、政策等及び実践の各側面から横断的に扱う講座の実態をより正確に表すため、2026-27年度から「Weekly解説ルーム 基礎講座」へ名称を変更します。
(2) 講座体系上の位置付け
本講座は、「Weekly解説ルーム」における継続的な〈学び〉の基盤を形成する講座です。
本講座では、現代の教育課題について考え、他者と〈対話〉するために必要な基礎知識、言語及び思考の枠組みを形成します。その後、「Weekly解説ルーム」において、受講者自身が教育実践に資する〈問い〉を生成し、具体的な実践及び経験を持ち寄りながら、さらに探究を深めます。
両講座を継続して受講する場合、前半約6か月の「Weekly解説ルーム 基礎講座」と、後半約6か月の「Weekly解説ルーム」とを通して、合計約1年間にわたる学びを継続することができます。
また、教員採用候補者選考に向けた〈学び〉をさらに発展させる講座として、「面接試験対策講座」「アラカルト錬成講座」及び「合格道場」を開講しています。各講座の目的、内容及び受講レベルについては、それぞれの実施要項をご確認ください。
(3) 講座内容
教員研修型[1]教員志望の方ならば、「教員研修」は欠くことのできない大切な営為です。大学(院)生・一般の方も本講座を早期に体験してください。の講座です。
受講者及び塾長等との〈対話(インターアクション)〉と〈共話(メタローグ)〉を行うことで、
「関係核(shared shells)」[2]受講者及び塾長間において教職教養に関する意味を共有する場のことです。を形成します。
教員研修型の講座です。
本講座では、各講座のテーマに即して、受講者が教育の理念、制度及び実践等に関わる〈問い〉をもち、その〈問い〉を基に、受講者及び塾長が〈対話(インターアクション)〉と〈共話(メタローグ)〉を重ねます。
ここで述べる〈対話〉とは、一つの正解を求めたり、自らの意見を一方的に主張したりすることではありません。それぞれの経験、知識及び立場等を持ち寄り、他者の見方及び考え方を通して、自らの前提を〈問い直す営み〉です。
また、〈共話〉とは、受講者及び塾長が互いの言語を受け取り・つなぎ、考えを共に形成していく営みです。これらを通して、教育事象について協働的に考えるための「関係核(shared shells)」を形成します。
塾長による解説及び実践談も、一つの「正解」として提示するのではなく、受講者が自らの教育観及び教育実践を〈問い直す〉ための資料として位置付けます。
経験及び立場の相違を生かした〈問い〉と〈対話〉
本講座には、現職教員、会計年度任用職員、大学院生、大学生及び高校生を含む一般の方が参加できます。学校現場における勤務経験の有無又は経験年数によって、参加の可否及び〈対話〉における優劣が決まるものではありません。
現職教員が教育実践を基に作成した問いについては、必要に応じて、次の二つの層から考えられるように再構成します。
- 共通の問い:学校現場での勤務経験がない方も、教育の理念、原理、制度及び価値等の観点から考えられる問いです。
- 実践の問い:具体的な教育事象及び教育実践に即して、教師としての判断及び働き掛けを考える問いです。
大学院生、大学生及び高校生等は、教育の理念及び原理並びに自らの学校生活等の経験から問いに向き合います。現職教員は自らの教育実践を振り返り、〈相対化〉を目途に問いに向き合います。
本講座では、このような経験及び立場の相違を参加の障壁ではなく、一つの教育事象及び教育実践を多面的・多角的に捉えるための資源として位置付けます。
2026-27年度版の講座内容
2026-27年度版では、前年度までの内容を単に踏襲するのではなく、講座コンテンツの約65%[3]前年度の講座テーマとの比較による。を刷新しました。
基礎講座では、教師教育、こどもの権利、教育的包摂、不登校、いじめ、学校安全、自死予防、児童虐待、教育と福祉との連携、児童生徒の学校生活への参画及び合意形成等、現代の学校教育が直面する主要な課題を扱います。
また、希望制の補講として、「次期学習指導要領を〈読む〉」シリーズを新たに設けました。全5講座10テーマを通して、方向性及び理念、生成AI時代の授業と校務、柔軟な教育課程、カリキュラム・マネジメント、探究的な学び並びに新たな学習評価観について、理論編及び実践編の両面から検討します。
ここで述べる〈読む〉とは記載内容を確認し、知識として覚えることだけを意味しません。その理念及び背景を捉え、現行の学校教育との連続及び変化を検討し、自らの教育実践との関係を問い直しながら、学校現場における具体化の在り方を考えることを意味します。
| 講 | 日付 | 第1テーマ | 第2テーマ |
|---|---|---|---|
| 1 | 10/3 | 〈ホンモノの教員〉の資質・能力 ー「志」をもて! 吉田松陰の教育論ー | 「新たな教師の学びの姿」の実現と 受講奨励による対話型の研修観 |
| 2 | 10/10 | 「まずは、乳幼児・児童・生徒 ありき」 ー実は、教育関連法規の精神ー | 学級(ホームルーム)・保健室経営 ー経営マネジメントの視点からー |
| 3 | 10/17 | 道徳の授業構想―〈対話〉から 《対話》を創出する― ー他者とのかかわりとメタ認知ー | 学力向上の考え方 ーAARサイクルにみる 「見通し(Anticipation)」と 「振り返り(Reflection)」ー |
| 4 | 10/24 | 懲戒・体罰 ー組織的な生徒指導と不適切な指導ー | 社会とのつながりを〈相対化〉させる キャリア教育・進路指導 |
| 5 | 11/7 | 集団を育てる特別活動 ー脱パターナリズムと協働性ー | 障害者差別解消法からみる特別支援教育 ーポストノーマライゼーションを踏まえてー |
| 6 | 11/14 | 学習指導要領とOECDの学力観 ー教育課程論の知見からー | 道徳・総合的な学習(探究)の時間・ 特別活動等における体験活動と〈学力〉 |
| 7 | 11/21 | 不登校児童生徒の〈学びの保障〉 ー登校復帰中心主義を超越した 〈アセスメント〉と支援ー | 「第4期教育振興基本計画」を〈読む〉! ー日本発・日本社会に根差したウェル ビーイングの実現とエージェンシーの育成ー |
| 8 | 11/28 | 服務規律の徹底 ー不祥事の未然防止と組織性ー | 学校における働き方改革の〈ホントウの 意味〉 ー新たな教師の学びの姿と教師のウェル ビーイングー |
| 9 | 12/5 | 教員としての適性を〈相対化〉する! ー「観る×感ずる×動く」とU理論ー [理論編] | 教員としての適性を〈相対化〉する! ー「観る×感ずる×動く」とU理論ー [実践編] |
| 10 | 12/12 | 「指導する側」の論理を〈相対化〉する ーこどもの権利、意見表明、最善の利益 及び教育的公正- | いじめの認知から重大事態調査まで ー初動対応、記録、組織判断 及び保護者対応ー |
| 11 | 12/19 | 「令和の日本型学校教育」を担う教師像 ー理論及び政策の構造ー | 養成・採用・研修の一貫性 ー自己のキャリア形成と研修履歴の活用ー |
| 12 | 12/26 | 教科書と補助教材 ー教務事務と教務関連法規ー | 児童生徒の生命を守る学校安全 ーリスク・マネジメントと クライシス・マネジメントとの一体化ー |
| 13 | 1/9 | 児童生徒のSOSを見逃さない ー自死予防教育、危機介入 及びチームによる支援ー | 教育と福祉との境界を越える「チーム学校」 ー児童虐待、貧困、ヤングケアラー及び 関係諸機関との連携- |
| 14 | 1/16 | 教育の中立性 ー信教の自由と多様な文化的背景を 尊重する学校教育ー | 学力論から見る保護者連携 ー真正な〈学力〉と受験学力ー |
| 15 | 1/23 | 児童生徒による学校生活への参画と 合意形成 ーこどもまんなか社会= 「まずは、乳幼児・児童・生徒ありき」ー [理論編] | 児童生徒による学校生活への参画と 合意形成 ーこどもまんなか社会= 「まずは、乳幼児・児童・生徒ありき」ー [実践編] |
| 16 | 選択講座① 12/6 | 【次期学習指導要領を〈読む〉❶】 方向性と理念 [理論編] | 【次期学習指導要領を〈読む〉❷】 方向性と理念を基軸とした自らの 教育実践の〈相対化〉 [実践編] |
| 17 | 選択講座② 1/3 | 【次期学習指導要領を〈読む〉❸】 生成AI時代の授業と校務 ー人間中心の利活用、情報モラル、 著作権及び個人情報ー [理論編] | 【次期学習指導要領を〈読む〉❹】 ねらいを外さないICTの利活用と 自らの教育実践の〈相対化〉 [実践編] |
| 18 | 選択講座③ 2/7 | 【次期学習指導要領を〈読む〉❺】 多様なこどもたちを包摂するための 柔軟な教育課程の在り方 [理論編] | 【次期学習指導要領を〈読む〉❻】 カリキュラム・マネジメント (デザイン)の形骸化と組織的課題 [実践編] |
| 19 | 選択講座④ 3/7 | 【次期学習指導要領を〈読む〉❼】 質の高い探究的な学び [理論編] | 【次期学習指導要領を〈読む〉❽】 探究的な学びと教師の資質能力 [実践編] |
| 20 | 選択講座⑤ 4/4 | 【次期学習指導要領を〈読む〉❾】 新たな学習評価観 [理論編] | 【次期学習指導要領を〈読む〉❿】 「記録のための評価」から「学びを促す 評価」へー形成的評価、自己評価及び学習 のStrategyー [実践編] |
(4) 講座展開
ア 開講日程
令和8(2026)年10月3日(土)~令和9(2027)年1月23日(土)
毎週土曜日 午後8時00分から午後10時00分まで(120分間)
[選択講座]は日曜日(午後8時00分から午後10時00分まで)の開講です。
「表1 講座コンテンツ」でご確認ください。
イ 基本講座及び選択講座の構成
基本講座:全15講座・30テーマ
選択講座「次期学習指導要領を〈読む〉」:全5講座・10テーマ
選択講座を含む場合:全20講座・40テーマ
(5) 受講対象者
ア 受講対象者
本講座は、学校現場における勤務経験の有無を問わず受講できます。現職教員等は自らの教育実践を基に、大学院生、大学生及び高校生等は教育の理念、原理並びに自らの学校生活及び学習経験を基に、〈問い〉と〈対話〉に参加します。
受講に際して、あらかじめ完成された教育観又は専門的な解答をもっている必要はありません。ただし、他者の意見に耳を傾け、自らの考えを問い直しながら、継続して学ぶ姿勢を求めます。
現職教員
会計年度任用職員
(臨時的任用教員・非常勤講師等)
大学院生
大学生
一般
(高校生可)
イ 受講レベル(基礎)
ここで述べる「基礎」とは初歩的又は平易な内容だけを扱うという意味ではありません。教育について考え、他者と〈対話〉し、自らの教育実践及び教育観を〈相対化〉するための基盤を形成する段階を意味します。
ウ 定 員
5名
受講者一人一人が〈問い〉をもち、他者のことばに耳を傾け、自らの考えを表現できる対話環境を確保するため、定員を5名とします。
(6) 教 材
講座ごとに塾長が書き下ろした非公開のブログ教材・研修資料等を配付し活用します。
受講者のみ、いつでもお読みいただくことができます。
これらの教材は、知識を一方向的に伝達するためだけのものではありません。受講者が各講座のテーマを事前に捉え、〈問い〉をもち、講座における〈対話〉及び〈共話〉を深めるための共通資料として活用します。
(7) 受講方法
Teamsを活用したオンライン講座
(8) 受講料
一般
4,000円×15講座=60,000円
(補講を希望される場合 4,000円×20講座=80,000円)
大学生・高校生
2,800円×15講座=42,000円
(補講を希望される場合 2,800円×20講座=56,000円)
(9) お申し込み
ア お申し込み期間
令和8(2026)年9月12日(土)から9月28日(月)まで
註:講座実施期間中、中途でお申し込みになる場合には、当私塾にご相談ください。
イ お申し込みから受講まで
(10) お支払方法
ア 決済方式
註:受講のお申し込み後、改めて当私塾から口座番号等を記した電子メールをお届けいたします。
イ ご納入関連
(ア) ご納入期限
ご納入期限:令和8(2026)年9月30日(水) 午後10時00分まで
前払い制
(イ) ご納入に関する留意事項
(11) 「鍛地頭-tanjito-」利用規約
受講等に際して、次の「「鍛地頭-tanjito-」利用規約」をよくお読みください。
4 お申し込みフォーム
次の「お申し込みフォーム」をご利用ください。
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6 お問い合わせ
次のフォームをご利用いただき、当私塾にお問い合わせください。
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References




