「鍛地頭-tanjito-」メタローグ

　１　目的

1. 「対話（〈相対化〉を促すインターアクション）」・「共話（メタローグ）」により相談者（クライアント）の自己了解を促進し，塾長と協働して教員としてのオリジナリティーを形成するとともに，教員としての将来的な在り方に展望を持つ。
2. 教職に関する職務上の悩みから自己を解放する契機を摑む。
3. 教員採用候補者選考（以下，「教採」と表記）に関する知見を広める。

　２　創設の経緯

従来，当私塾の各講座で展開される塾生・受講生と塾長との「対話」・「共話」は講評を博していました。

「対話」・「共話」を継続するうちに，塾生や受講生から「学校において自分自身がなぜ，何を，どのように実践しなければならないのかが見えてきました。」，「授業改善への意欲が湧き，授業実践が（良質に）変わってきました。」，「教採の出題の意図や解答の内容について，その真の意味が解ってきました。」など，口を衝いて漏れ出る言葉が聞かれるようになったのです。

そして，遂に「教採に関する勉強も大切ですが，塾長と「対話」・「共話」することによって，教員としての真正な〈学力〉・〈実践力〉を養う（礎を築く）ことの方がより大切だと思います。そうした「場（＝関係核）」を創ってもらうことはできないのですか？」との塾生の呟きが塾長の耳に届くこととなったのです。

この言葉は，開塾以来，塾長が待ち続けていた言葉であり，塾長の固い意思を言い当てていました。

抑々，当私塾は教職に関するお悩み相談ルームとして誕生しました。ですが，その後，ご要望を頂いた教員研修や教採対策の側面をそこに織り込んで，どちらかと言えば，表向きには教員研修や教採対策がメインとなって表象化され，現在に至った感が否めません。

しかし，各種講座や研究会等の内実は相談気質と教員研修・教採対策との二項対立の構図にはなく，コインの表裏のように一体化したものであったのです。

その間，相談気質を表象化できていないことに，塾長が悶々としていたことは事実です。

そこに，あの塾生の呟きが長年心中に溜めていた煩慮から塾長を解放するかのごとく，煩悶を内言として言語化してくれたのでした。

「鍛地頭-tanjito-」が教職にかかわるメタローグ（metalogue）の「関係核（shared shells）」とならなければならない。

こうして，「「鍛地頭-tanjito-」メタローグ」が創設される運びとなったのです。

　３　メタローグの対象者

• 塾生（Special Team所属のメンバー）
• 受講生（Special Teamには所属せず，当私塾の講座を受講している方）
• 塾生及び受講生以外の一般の方

　４　メタローグの内容

• 各種指導等に関するご相談（（授業実践を含む）学習指導，生徒指導，特別支援教育等）
• 職務上の悩み等に関するご相談（心の相談を含む）
• 教員採用候補者選考に関するご相談

　５　メタローグの方法

お茶を飲みながら，リモート（Zoom・Microsoft Teams）で気軽に塾長と「対話」・「共話」する。（１回　60分間）

註：受講生及び一般の方：Zoomを使用／塾生　Microsoft Teamsを使用

　６　お申込期間

　７　料金体系

註：「塾生」及び「受講生」で教採関連の個別指導型講座^[1]塾生・受講生と塾長とが１対１で展開する講座のこと。一斉指導を行う複数の塾生・受講者から構成される講座ではない。を受講している方は無料とし，受講されている講座内で日常的に「対話（インターアクション）」・「共話（メタローグ）」を行います。

　８　お支払方法

前払い制